昔から天恵の要塞地と呼ばれていた江華島を巡るツアーです。古代から朝鮮時代末まで漢江に上る要所に位置し数多くの外勢侵略の歴史を耐えてきた場所であり、多くの遺跡地が残っています。
ソウルから漢江(ハンガン)の流れを沿って西海側に1時間30分の距離に位置した江華島(カンファド)は仁川(インチョン)広域市に属している海岸線の長さ99kmの島で、島自体が韓国歴史の縮小版と呼ばれています。先史時代の支石墓の遺跡から檀君の魂が入れられた摩尼山(マニサン)、高麗時代の大モンゴル抗争と八万大蔵経の造成、西洋勢力と初めて戦闘を繰り広げた‘丙寅洋擾’(ビョンインヤンヨ)に至るまで、江華島の歴史は韓半島の歴史と同じといえます。
このような江華島の歴史をひと目で知ることが出来る江華歴史博物館に訪問します。博物館には当時の色々な民俗資料をはじめとして、銃砲・大砲など武器類の遺物169点が展示されています。島の廻りの遺跡地には19世紀中頃に設置され現在史跡に指定されている徳津陣・抄紙陣があり、海峡の関門を守った江華島砲台の威容を感じることができます。 江華歴史博物館を後にし、光城堡(グァンソンボ)へと向かいます。光城堡は江華12鎮堡の一つで高麗時代にモンゴルの侵略が強くなってきた時に侵略に対抗しようと江華島で遷都した後、石と土を混ぜて海峡に沿って長く積んだ城であり、史跡 第227号と指定されています。
その後、伝灯寺を訪問します。鼎足山城(ジョンジョクサンソン)内に位置した寺である伝灯寺は江華島の主峰を成す摩尼山の麓に位置しており、現存する韓国の寺の中で最も長い歴史を持っています。仏様の世話で国を守った護国仏教の根本道場で、国難を守る要衝地の役割をしてきました。
ビビンパで昼食をとって頂いた後は、徳津鎮(トッチンジン) 、そして抄紙陣(チョジジン)へ。徳津陣・抄紙陣は、朝鮮時代に江華海峡を守った要塞で、江華12鎮堡と指定された地域でした。徳津陣は1871年に、J.ロージャス中将が率いる米国極東艦隊と激しい砲撃前が行われたところで、現在は十五の砲台が残っています。抄紙陣は1875年に日本軍艦[雲揚号]とも交戦した地域で、高さは4m程度で長軸が100m程となる楕円形の構造の姿が残っています。
09:00     ホテル出発
          江華(カンファ)歴史博物館 → 江華支石墓(世界遺産)
          広城堡(グァンソンボ) → 伝灯寺(チョンドゥンサ)
          昼食(石焼ビビンバ)
          徳津鎮(トッチンジン)  → 草芝鎮(チョジジン)
17:00      ホテル着
料金プラン 大人 子供
2人参加    ₩160,000  ₩160,000 
3人参加 ₩150,000  ₩150,000 
4人以上 ₩140,000  ₩140,000 
1.毎週月曜日は江華(カンファ)歴史博物館が休館のため、高麗宮址へのご案内となります。  
2.交通事情により所要時間に若干のずれが生じる場合もあります。
3.ピックアップの時間は、交通渋滞などにより若干の遅れが出る場合がありますので、ご了承下さい。
4.天災地変、又はその他の事情によりツアーの変更、又は中止される場合があります。