済州民俗博物館
かつての済州の村をそっくり再現した場所。14万坪の敷地に山村、中間山村、漁村、植物園、市場、漁具展示場、シャーマニズムの地区、官庁、無形文化財の家屋などを配置している。81棟の済州の藁屋がそのまま村落になっている。全体の建物は117棟に上る。ドラマ「チャングムの誓い」のロケ地でもあり、チャングム(長今/イ・ヨンエ)が医学を学ぶシーンがよく出てくる場所。民俗村内には菜の花畑や芝の公園があり、家族ぐるみの旅行にはもってこいだ。済州ならではの工芸品や郷土料理の販売もされている。
ソプチコジ
済州の済東端に位置するソプチコジの地形は、袋の端を結んだような形をしており、ドラマ「オールイン」のロケ地になったことから最近脚光を浴びている。 済州のほかの海岸とは異なり、地質は「ソンイ」という茶褐色の火山灰である。潮の干満によって沈んでは立ちあがる奇岩怪石は、めったに見られない自然の水石展示会を彷彿させる。
山房山
ソルムンデおばあさんが洗濯をしていたところ、誤って洗濯棒で漢拏山の頂上を叩きつけ、その弾みで欠け落ちた山塊が山房山であるといわれる。標高395m地帯には奇岩怪石が散在し、眺める者を神秘の世界へいざなう。神の彫刻としか言い表せないような海岸絶景もすばらしい。山の中腹には山房洞窟がある。山房徳といわれる乙女の切ない伝説が受け継がれ、今も洞窟の天井から落ちてくる水は乙女の涙であると伝えられる。
翰林公園
翰林公園には、亜熱帯植物園、済州石盆栽園、民俗村、世界唯一の二次元洞窟として知られる狭才窟と双竜窟がある。特に、二つの洞窟が見どころだが、この洞窟は溶岩洞でありながら石灰洞に特有の鍾乳石と石筍が見られる。内部の温度は年中1517度を維持しており、長さ約100mの狭才窟を抜けると、すぐ双龍窟の入口にたどり着く。あたかも二頭の龍が抜け出たように洞窟は二筋に分かれている。
ヨンモリ海岸
山房山のふもとにある海岸で、数千万年の歳月をかけて積み重なった砂岩層だ。山房山休憩所から10分程歩いて下りていくと、秀麗な海岸絶景が見渡せる。ヨンモリという名前は、丘の模様が龍の頭を抱えて海に入るように見えることから付けられた。ヨンモリの入口にはオランダ人のハーメル漂流記念碑がたっている。海岸絶壁に波が激しく打ち寄る絶景と、窟房や広々とした岸壁の侵食地帯が広がり、壮観をなしている。ドラマ「ごめん、愛してる」のロケにも使われた場所。
      1 2