上海から約130km、中国第四の淡水湖・太湖のほとりに栄えた無錫へ。 演歌「無錫旅情」で有名になった無錫で、市の西側にあり錫山と恵山にまたがる公園・錫恵公園や、太湖につきだした半島のげん頭渚公園へご案内し、太湖遊覧もお楽しみいただきます。 「無錫料理」の特徴 無錫は蘇州、常熟などの地方料理が交じり合った料理です。無錫料理は甘めの味付が特徴です。醤油を使った料理が多く見た目に色彩豊かです。また、食感がよく香ばしいのが特徴です。水産物調味に使われる酒粕を利用することもまた得意です。
無錫(ウーシー)
上海からは128km、中国、江蘇省の太湖北岸にある都市です。小さな河川が無数に流れる、典型的な江南の水郷です。太湖に産する魚などの水産物が豊富で、古来「魚米の郷」と呼ばれています。また水運の要地としても知られています。養蚕業・紡績業などが盛んにおこなわれています。ごくわずかの低山と丘陵があり、最高地点は黄塔頂です。山は石灰岩からできており、「太湖石」とよばれる穴の多い複雑な形の奇石を産出します。この石は中国庭園で鑑賞や瞑想などのために置かれ珍重されています。 また太湖に接した無錫市街は、典型的な中国の古い城壁都市であり、中心を隋代以来の「大運河」が貫き、京杭運河となった今でも多くの船が行き来しています。
錫山、恵山の二つの山に寄り添って建っているので、この二つの山の名前を取って錫恵公園と呼ばれるようになりました。人工的に作られた湖に映える山陰が美しいです。恵山寺、寄暢園、天下第二泉などこの公園の精華ともいえる見所が連なっています。明の時代に庭園に整えられ、清代に現在のようになりました。
恵山泉のことで、陸子泉ともいいます。唐代に開かれた泉で、その水質が茶経の著者陸羽によって天下第二泉と認められれました。その後著名な詩人たちも多くこの泉を詩に詠み、その名声は広く伝えられることとなりました。
中国で四番目に大きな湖で、面積は約2,300平方キロ、日本の琵琶湖の3.5倍もあります。。鼈頭渚公園沖合には西鴨、大磯、小磯の三つの島からなる太湖仙島、またの名を「三山」と呼ばれる島々が浮かんでおり、山々に囲まれ島が浮かぶ太湖の風景を楽しめます。
まるで鼈(スッポン)の頭のように半島が太湖に突きだしていることから、こう呼ばれています。げん頭渚公園は無錫の観光名所で、太湖に伸びた半島にあります。鼈頭渚公園にはソメイヨシノが咲く中日友誼林があります。
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