花港公園
花港公園は「西湖十景」を代表する名所となっています。清朝時代の皇帝乾隆帝が江南・西湖を視察され「花港公園」を訪れた際「花家山下流花港、花著魚身魚嘬花」(花家山からそそぎ流れ出た渓流が花港に流れ込み、花びらが鯉の鱗のように映り、鯉が花びらを食べているようだ)と詠まれました。花港公園は「蘇堤」の南側に位置して、西湖を望み、山・湖と接する公園で、景観を楽しめます。花港という名前の由来は南宋時代花家山からの流れ出た渓流が、このあたり通って西湖に流れ込んでいたことによります。この渓流は「花港」と呼ばれていました。園内には花や港、魚がいることで「花港観魚」とも言われていました。現在の花港公園は総面積20万㎡あまり、園内には茶室、楼閣、あずま屋、廊が巧み設置され、紅魚池、花港、牡丹園、大草坪、樹木林の観光の見所によって分けられています。
中国茶葉博物館
中国茶葉博物館は中国茶歴史文物の収蔵及び、茶文化交流・研究センターです。茶史陳列室、茶事、茶具、お茶などを展示し、“茶の歴史”、“飲茶風俗”、“茶具芸術”、“名茶の展示”、“お茶と健康”のテーマ別に展示しています。お茶を試飲するために旅行に訪れる方も増えています。
六和塔
杭州西湖の南に位置にあります。北宋年間(公元970年)杭州は呉越国の国都で国王は銭塘江の潮水を鎮めるために僧侶の智元蝉師を派遣し、六和塔を建てました。“天地四方”(天、地、東、南、西、北)を祈念して、六和塔と名付けました。現在所存のものは南宋年間に重建されたものです。六和塔の高さは60メートルで、木とレンガでつくられ、八角と七層で、三級須弥座の上、に草花、鳥類、獣などが彫刻されています。塔内は精巧な彫刻が施され、精密な設計、奇妙な構造です。外から見ると十三層であるなかなか面白いものです。六和塔の最上階まで登ると銭塘江が一望できます。ここからの江南風景の眺めは、心や目を楽しませてくれるでしょう!
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