花港公園は「西湖十景」を代表する名所となっています。清朝時代の皇帝乾隆帝が江南・西湖を視察され「花港公園」を訪れた際「花家山下流花港、花著魚身魚嘬花」(花家山からそそぎ流れ出た渓流が花港に流れ込み、花びらが鯉の鱗のように映り、鯉が花びらを食べているようだ)と詠まれました。花港公園は「蘇堤」の南側に位置して、西湖を望み、山・湖と接する公園で、景観を楽しめます。花港という名前の由来は南宋時代花家山からの流れ出た渓流が、このあたり通って西湖に流れ込んでいたことによります。この渓流は「花港」と呼ばれていました。園内には花や港、魚がいることで「花港観魚」とも言われていました。現在の花港公園は総面積20万㎡あまり、園内には茶室、楼閣、あずま屋、廊が巧み設置され、紅魚池、花港、牡丹園、大草坪、樹木林の観光の見所によって分けられています。 |