万寿山(ばんじゅさん)
標高58.59m。乾隆15年に乾隆帝が母親の60歳の誕生日を祝って命名した。中腹には、西太后の誕生日を祝う祝典を行った拝雲殿、頤和園の全建築物の中心である仏香閣があり、ここからの昆明湖を俯瞰する景観はすばらしい。
仁寿殿(にんじゅでん)
東宮門内にあり、西太后と光緒帝が政務を処理する、外国の使節との会見に使われた。
昆明湖
頤和園の総面積の四分の三を占めるが、また、周囲に様々な趣向を凝らした建築物をもつ。長さ36mの石製の船・清晏舫(せいあんぼう)や長さ728mの梁の上に彩色画が施された長廊、欄干の獅子と怪獣の石彫が素晴らしい十七孔橋など、中国園林技術の粋といっても過言ではない。 |