北京動物園
北京動物園は100年以上の歴史をもった中国国内でも有数の動物園です。1955年に初めて公開された中国の国宝・ジャイアント・パンダは、1963年に繁殖に成功し、今も多くのパンダを飼育しています。孫悟空のモデルともいわれる金絲猴(きんしこう)の繁殖にも成功しており、他にも数多くの貴重な動物たちに会うことができます。
頤和園
北京市の市街から約15キロ、海淀区にある。中国の名園のひとつに数えられる。歴代の皇帝の行宮・庭園であった。造園は十二世紀なかば。金代に始まるが、離宮として整ったのは、清の乾隆帝以後のことである。1860年に英仏連合軍によって破壊されたが、光緒14年(1888)に西太后が海軍の経費を流用して改修して現在名に改め、避暑地とした。総面積は290ヘクタールで、そのうち4分の3は昆明湖の水面である。頤和園は、西太后や光緒帝など清代末期の支配者のゆかりの地で、近代史との関係が深く、当時の重大な歴史的事件の痕跡を多数留める。辛亥革命後、1914年に一般公開され、1924年に正式に公園となった。
      1