青島市の東部に位置し、欧米や日本風の建物が建ち並ぶ一帯で、名称に関がつく道路が八つあったことから「八大関」と名づけられました。別名「万国建築博覧区」と言われる別荘地であり、別荘区には、ロシア、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカ、ギリシャ、スペイン、スイス、日本など220カ国以上の国の建築スタイルを持つ立派な洋館が立っています。現在は、撮影現場としてもよく使われており、「道に植えられた花木を見ると道の名が分かる」という特徴もあり、「花街」とも呼ばれ親しまれています。ここには砂浜の美しい第二海水浴場があり、岩場に立つ美しい石組みの花石楼は、帝政ロシアの領事館だったが、のちに蒋介石の別荘となりました。現在は一般公開され、屋上からの第二海水浴場の全景をご覧になれます。