新羅(シラ)ミレニアムパーク
慶州市内から東の方面、観光客の憩い場で有名なリゾート団地の普門観光団地に、新羅をモチーフにして作られた歴史テーマパーク。MBC特別企画ドラマ「善德女王」野外オープンセット場は、新羅ミレニアムパーク敷地の中に約20億ウォンを投資して造成された新羅時代ドラマセット場であります。ドラマセット場は新羅宮廷の他、千年古都(新羅時代建築物)と花朗山砦、花朗演武場で構成されています。ドラマセット場の中の新羅宮廷(ミシル宮)では善徳女王と対立関係にあった美室(ミシル/コ・ヒョンジョン)と周辺人物の撮影が、花朗山砦では金ユ信(キム・ユシン/オム・テウン)の花朗時代の訓練場面と活躍が撮影されました。セット場は伝統瓦や原木、石材などの伝統家屋の建築材料をそのまま使って造られたのが特徴。2009年5月25日に初放映以後、新たな慶州の観光名所になり、毎日全国から数多くの観光客が訪れます。
瞻星台(チョムソンデ)
新羅時代天文を観測した瞻星台は東洋最高の天文台で、新羅善徳女王(西暦632~647年)に築造されました。瞻星台は、それ自体が非常に科学的な建築物であり、積み上げた一個一個の石にも象徴的な意味が含まれている新羅時代の貴重な築造物です。
芬皇寺(ブンファンサ)
芬皇寺は善徳女王3年(634年)に創建された統一新羅四大寺の一つで、偉大な高僧元暁と慈蔵が経ったお寺としても有名です。元暁大師の「華厳経所」「金鉱明経所」などの数多くの著述をこの寺で留まりながら残しました芬皇寺の中にある石塔(国宝第30号)は安山岩の石材を煉瓦の形に加工し築造した石塔であります。門柱の彫刻された仁王像は新羅時代の仏教彫刻の傑作と評価されています。
皇龍寺址(ファンリョンサジ)
新羅時代の最大、最古のお寺。現在は野原に礎石だけが残るのみ。礎石を見るだけでも、その雄壮な規模が想像できます。皇龍寺は新羅第24代真興王14年(553年)に着工し、4代王、93年という長い歳月にかけて完工した大伽藍。護国の念願を込めてお寺を建てられたという総面積は約20,000坪で東洋最大のお寺。かつて新羅三宝と讃えられた高さ80mの壮大な九層木塔は今は、その塔を支えた巨大な礎石が残るだけ、もし残っていたら世界でも類を見ない木造建築物になっていたはずです。伽藍の配置は日本の飛鳥寺によく似ています。新羅時代の金銅三尊丈六像と率居が描いたという金堂壁画もここにあったといいます。最近、べ・ヨンジュンさんの本「韓国の美をたどる旅」にも紹介され、日本の観光客にも人気が高い。
善徳女王陵(ソンドクヨワンヌン)
この陵は、新羅第27代王である善徳女王(在位632~647年、金徳曼)が祀られた場所であります。慶州市東南側にある狼山の南側稜線の中腹に位置しています。全周74m、高さ6.8m、直径24mになるこの陵は外形は土を丸く積み上げた形態をなし、下部には陵を保護するために2~3段からなる自然石の石築があります。善徳女王は新羅最初の女王で、瞻星台や芬皇寺、皇龍寺9重木塔を創建するなど、新羅文化の金字塔を打ち建てました。金春秋、金ユシンといった人物を率いて三国統一の基盤を築きました。『三国遺事』には‘私はこの日に死ぬので、その時はトウ利天に葬るように命じたが、群臣たちはそれがどこなのか分からず眠ると、王は狼山の南側だと言った。その後に王が亡くなると、群臣たちは王を狼山の日差しが良い場所に葬った。30年余り過ぎた文武大王19年(679年)、女王陵の麓に四天王寺を建築し始めた。仏典には四天王天の上にトウ利天があるとするため、その当時に善徳女王の霊妙な神聖さが分かった。’といわれまた。
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