天帝淵滝
七人の天女の羽衣のように美しい三段の滝と渓流を持つ天帝淵瀑布には、神様に仕える七人の天女が夜になると舞い降りてきてこっそり水浴びをしたあと、再び天に昇っていったという言い伝えがある。そこで「神の池」という名前が付けられたという。烏鵲橋と同じ弓形で七人の天女が彫刻されている「神臨橋」も美しく、「五福川」という彫刻像には福箱があり、投げた小銭が福袋に入ると福が得られるといわれている。
柱状節理帯
大小の四角や六角形の石柱が海岸線に幾重にも重なりあっている西帰浦市の柱状節理帯は、済州の指定文化財だ。漢拏山から噴出した溶岩が海に流れ込んで、形成されたとされている。まるで人間が彫刻したかのように岩が柱状になっており、自然の神秘を感じさせる。海釣りのスポットでもある。
薬泉寺
東洋で最大規模を誇る寺院。大雄殿は地下1階、地上5階の建物で、講堂の内部は530坪、高さ29mに及ぶ。 1960年にキム・ヒョンゴンという学者が病を治すために洞窟で100日祈祷を捧げるなか、夢の中で薬水を受けて飲んだところ病が治り、その後、寺院をたてて布教を始めたとされる。四季を通して流れる薬水があることから「薬泉寺」と呼ばれる。
ウェトルゲ
済州島でも指折りの海岸絶景を誇るウェトルゲは、名前からして寂しさが漂うところ。西帰浦市三梅峰の南にあり、海から突き出した周囲10m,高さ20mの奇岩だ。ウェトルゲでは、ドラマ「チャングムの誓い」のロケも行われた。謀反の罪をきせられて済州島に流されるチャングムとハンサングンが歩くシーンや、病に倒れたハンサングンをチャングムがおぶって歩く涙の名場面が撮影された。また、ハンサングンを葬った後のチャングムの悲しくて切ない後姿も、ウェトルゲが背景になっている。
城邑民俗村
昔の済州の姿をそっくりそのまま残している美しい民俗村。ふぞろいな済州の伝統家屋が集まっている山すその城邑民族村は、500年という長い歳月の間、文明の利器を寄せ付けず、済州の独特な風物と昔の村本来の姿を保っている郷土色の濃い美しい村だ。現在も済州の人々が生活しながら村を管理している。
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