山房山
ソルムンデおばあさんが洗濯をしていたところ、誤って洗濯棒で漢拏山の頂上を叩きつけ、その弾みで欠け落ちた山塊が山房山であるといわれる。標高395m地帯には奇岩怪石が散在し、眺める者を神秘の世界へいざなう。神の彫刻としか言い表せないような海岸絶景もすばらしい。山の中腹には山房洞窟がある。山房徳といわれる乙女の切ない伝説が受け継がれ、今も洞窟の天井から落ちてくる水は乙女の涙であると伝えられる。
ヨンモリ海岸
山房山のふもとにある海岸で、数千万年の歳月をかけて積み重なった砂岩層だ。山房山休憩所から10分程歩いて下りていくと、秀麗な海岸絶景が見渡せる。ヨンモリという名前は、丘の模様が龍の頭を抱えて海に入るように見えることから付けられた。ヨンモリの入口にはオランダ人のハーメル漂流記念碑がたっている。海岸絶壁に波が激しく打ち寄る絶景と、窟房や広々とした岸壁の侵食地帯が広がり、壮観をなしている。ドラマ「ごめん、愛してる」のロケにも使われた場所。
ハーメル記念館
350年前の1653年、ハーメル一行が済州島に漂流しました。ハーメルは船員36人と供に朝鮮で暮らすこと13年。1666年に1隻の船に乗り脱出に成功、日本を経て1668年に故国のオランダに帰り、西洋人の書いた最初の韓国関連書籍で、西洋に韓国の文化を知らせることになる「ハーメル漂流記」を書いた。この記念館は漂流当時の様子を人形などで再現している。
ティディベア博物館
熊のぬいぐるみ・ティディベア(teddy bear)をテーマにした博物館。20014月にオープン、100年の伝統を持つ親しみあるテディベア1300点余りを展示している。野外公園、カフエ、バーなどがあり、 家族向けの観光地として人気がある。済州のティディベア博物館場は世界最大規模(総面積4,100坪、延べ建坪1,300坪)を誇り、観光客に楽しみを提供している。
天帝淵滝
七人の天女の羽衣のように美しい三段の滝と渓流を持つ天帝淵瀑布には、神様に仕える七人の天女が夜になると舞い降りてきてこっそり水浴びをしたあと、再び天に昇っていったという言い伝えがある。そこで「神の池」という名前が付けられたという。烏鵲橋と同じ弓形で七人の天女が彫刻されている「神臨橋」も美しく、「五福川」という彫刻像には福箱があり、投げた小銭が福袋に入ると福が得られるといわれている。
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