お化け道路
神秘の道路、もしくはお化け道路と呼ばれるこの道路は、済州市内から漢拏山登山路のオリモクにつながる道。低い丘を車で越えると、やや傾斜になった下り坂に見える道路がある。その下り坂に車を停めると、進行方向に下りていくはずの車が後方にバックし、上り坂を後進する腑に落ちない現象が起きる。これは錯視現象によるもので、実際に傾斜度が低いところが視覚的に高く見える。錯視区間は約100mで、新済州から約5.5㎞離れたところに位置する。
三姓穴(サンソンヒョル)
済州民の発祥地。3神が現れた場所として知られる大きな三つの穴があり、その穴一つは、底が海に続くくらいの深さであるといわれる。他の二つは穴の痕跡だけが残っている.この穴は、不思議なことに雨や雪が降っても底には水が溜まらないことで有名である。三姓穴は300年もの老松とイスノキに囲まれているが、樹木はこの穴の向けて頭を垂れたように立っている。毎年4月、10月、12月には3神の偉業を称える祭事が行われ、済州道民の無病息災を願う。
龍頭岩
龍頭岩は済州観光のシンボルのように有名なところ。済州市内にあって広く知られており、龍の形をした龍頭岩を見にくる観光客でいつも混みあっている。高さ10m余り、長さ30mの龍の頭のような形状奇岩で、西帰浦のウェトルゲとともに済州の奇岩の中で最も有名だ。夏の夜、十五夜の月が浮かぶころの趣は仙境のようだという程に夜景が美しい。
柱状節理

大小の四角や六角形の石柱が海岸線に幾重にも重なりあっている西帰浦市の柱状節理帯は、済州の指定文化財。漢拏山から噴出した溶岩が海に流れ込んで、形成されたとされている。まるで人間が彫刻したかのように岩が柱状になっており、自然の神秘を感じさせる。海釣りのスポットでもある。

民俗自然史博物館
民俗自然史博物館は、済州道内に散在する固有の民俗遺物と自然史的資料を調査、研究、収集して展示する国内唯一の博物館で、1984年に開館しました。展示室には済州人の一生の通過儀礼をはじめ、衣・食・住と生産産業の資料などを立体的に展示している。一方、済州道の形成過程、地質岩石、海洋植物、動物、植物の資料などを生態学的に展示し、済州の自然と人文文化を一目で理解できるようにしている。展示室に展示された資料と所蔵されている資料は、体系的に選別、掲載してあり、観覧しやすくなっている。
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