現王朝の祖・ラマ1世によって建立された、王室の守護寺院です。完成まで27年の歳月を要したといわれる、広大な寺院です。シンボルは巨大な礼拝堂。そして、その巨大な礼拝堂の中に祀られている仏像もまた巨大で、思わず圧倒されてしまいます。この大仏像は、Xコータイ王朝時代で最も重大とされるワット・マハタートより、ラマ1世が、筏に乗せて、バンコクへ運ばせてきました。

川沿いにそびえたつ高さ75メートルの大仏塔が目印です。仏塔には色とりどりのガラスや中国陶器の小片がびっしりとはめこまれ、それらが太陽に反射して、キラキラと輝いています。「暁の寺」の別名の通り、夕暮れ時の美しさには格別のものがあります。