石家大院
石家大院といい、今は楊柳青博物館と呼ばれています。石家大院は、清末天津八大家の一つの「尊美堂」の邸宅で、1875年に建造されたとても大きな建物です。7200平方メートルの敷地面積を持ち、部屋数278。天津近郊で最大の規模の建物で、保存状態も大変良好です。清代末期から民国時代初期の様子が残っており、今は時代劇の撮影にも利用されているそうです。
周鄧記念館
周恩来鄧穎超記念館は、こちらでは通称周鄧記念館と呼ばれています。周恩来は、日本でも有名な人物ですが、実は天津にある南開大学大学に通っており、在学中に五・四運動の指導もしました。そのため、ここ天津に記念館が建っています。鄧穎超と言うのは、周恩来の奥さんの事で、彼女自身も活動家として知られています。
租界
租界というのは、その昔天津が植民地だった頃の建物が、多く残っている地区のことです。天津は、どちらかというと豪華な住宅が残っており、今でも閑静な住宅街と言う感じです。特に、天津外国語大学周辺の五大道と言われるあたりが、多くの歴史的な建物が残っています。五大道とは、馬場道・睦南道・大理道・常徳道・重慶道のことで、イギリスの租界地が残っています。ほかの場所には、日本の租界地もあります。それぞれの建物は、国ごとの建築様式が取り入れられ、歴史的にも、建築物としてもとても貴重です。

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