昌徳宮(チャンドックン)
世界文化遺産に登録されている昌徳宮(チャンドックン)は、公的空間である宮闕と王家の居所である宮、そして庭園である後苑(フウォン)に大きく分けられます。昌徳宮は朝鮮時代の宮闕建築の脈を引く唯一の宮で、王たちの憩いの場として使用された後苑は300年を超える巨木と池、東屋など造園施設が自然と調和を成した所です。
宗廟(チョンミョ)
宗廟(チョンミョ)は朝鮮時代の歴代の王と王妃の霊牌(神位)を奉った儒教祠堂。宗廟は正殿と永寧殿からなる朝鮮時代の祀廟建築で、現在も儀礼が執り行われている韓国儒教の伝統を最もよく表した儀礼遺産です。その建築的価値などが評価され1995年12月に世界文化遺産に登録されました。
水原華城(スウォンファソン)
華城は京畿道水原にある朝鮮時代後期の代表的な城郭です。西側に八達山をはさんで東側の低い丘陵の平地に沿って築城され、全長5,520メートル。蒼竜門、華西門、八達門、長安門などの四大門をはじめと暗門、水門、敵台、空心敦、烽敦、砲楼、将台、角楼、鋪舎など各種の防御施設を備えています。1997年12月に世界文化遺産に登録されました。
朝鮮王陵 (隆健陵)
水原華城から少し離れた場所にある隆健陵(ユンゴンルン)は王の墓で水原華城を築城した朝鮮王朝22代正祖大王と孝懿王后のお墓「健陵(ゴンルン)」、そして彼の親である思悼世子と惠慶宮洪氏のお墓こと「隆陵(ユンルン)」があります。 隆陵と健陵は合葬陵のことで、『隆健陵(ユンゴンルン)』と言います。隆健陵は史跡第206号として指定された文化財でもあり、2009年6月にユネスコ世界文化遺産にも登録されました。
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