自然史博物館
済州だけが持ち合わせる地域的特性がある自然は、済州の先人たちが荒い海と闘いながら生きてきた強靭な不屈の開拓精神と、済州特有の美風良俗である三無精神など誇らしい済州精神が結びつき、文化の花を咲かせてきた。このような地域の香りがしみこんだ文化を誕生させた済州道は、生成過程が 内陸とは異なり、海を挟んでいたために動・植物の分布状況も内陸とは異なる特性を持っている。民族自然史博物館は、済州道内に散在する固有の民俗遺物と自然史的資料を調査、研究、収集して展示する国内唯一の博物館で、1984年に開館しました。展示室には済州人の一生の通過儀礼をはじめ、衣・食・住と生産産業の資料などを立体的に展示している。一方、済州道の形成過程、地質岩石、海洋植物、動物、植物の資料などを生態学的に展示し、済州の自然と人文文化を一目で理解できるようにしている。展示室に展示された資料と所蔵されている資料は、体系的に選別、掲載してあり、観覧しやすくなっている。
龍頭岩
龍頭岩は済州観光のシンボルのように有名なところ。済州市内にあって広く知られており、龍の形をした龍頭岩を見にくる観光客でいつも混みあっている。高さ10m余り、長さ30mの龍の頭のような形状奇岩で、西帰浦のウェトルゲとともに済州の奇岩の中で最も有名だ。夏の夜、十五夜の月が浮かぶころの趣は仙境のようだという程に夜景が美しい。
お化け道路
神秘の道路、もしくはお化け道路と呼ばれるこの道路は、済州市内から漢拏山登山路のオリモクにつながる道。低い丘を車で越えると、やや傾斜になった下り坂に見える道路がある。その下り坂に車を停めると、進行方向に下りていくはずの車が後方にバックし、上り坂を後進する腑に落ちない現象が起きる。これは錯視現象によるもので、実際に傾斜度が低いところが視覚的に高く見える。錯視区間は約100mで、新済州から約5.5㎞離れたところに位置する。
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