中山記念堂
1931年、辛亥革命の指導者孫文(1866-1925年、号は中山)を記念して、広州市民と海外華僑の献金によって建てられたもので、総統府が置かれていた場所(現在の越秀公園の南)に建てられた。
 紺色の瑠璃瓦が美しい八角形のホールの高さは58メートル。5000人を収容できる内部には、柱は一本も使用されていない。ホールの前には高さ5メートルの孫文の銅像が立っている。
広州博物館
越秀公園内にある5層の建物の1階から4階までを利用した博物館。五層楼とも呼ばれている。鎮海楼は明代の洪武13年(1380年)に、広州城の城楼として建てられたもの。かつてここから望むことのできた大海原を鎮めるようにという願いから、鎮海楼の名がつけられた。 殷・周時代の銅器は大部分が容庚氏旧蔵のもの。また、漢代の墓から発掘された銅鏡、銅器、瓦製明器なども数多く展示されている。
六榕寺
南朝479年に創建された古刹で、市の中心街に建つ。元々は「浄慧寺」といったが、宋代の詩人、蘇東坡がここをを訪れた際、境内にあった6本の榕樹(ガジュマルの木)の美しさを讃えて“六榕”と書き残して以来、六榕寺と呼ばれるようになった。 境内中央に立つ広州で最も古い仏塔「花塔」は、高さ57.6メートルの八角形をした塔で、九層ある。塔の上からは、寺周辺の街並みが一望できる。
陳氏書院
広州市の西側に位置する重要文化財に指定されている清朝の廟で、一般には陳家祠と呼ばれているが、地図や看板には中国民間工芸館と書かれることもある。
 清朝末期に、“陳”姓の氏族が祖先を祭るために創建したものである。見所は建築物の屋根、柱、窓、欄干などいたるところに施された中国古典や故事にちなんだ動物、人物などの精巧な彫刻である。
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