故宮博物院

台北市の故宮博物院は1965年9月にオープンされました。世界四大博物館の一つに数えられ、「故宮の国宝をみずして、中国の文化芸術を語るなかれ」と言われるほど、いずれも、中国文化芸術最高の精華を代表する逸品ばかりが展示されています。ここには世界の奇観と言われる五千年来の中国歴代の王朝から伝わった希世の芸術品及び歴史上の重要な文物70万点近くが収蔵されています。

忠烈祠

忠烈祠は圓山飯店の近くにあり、後ろに山をひかえ、基隆河に面しています。1969年に建てられました。主要建築は北京にある故宮の太和殿をまねて作られ、雄大かつ壮麗な雰囲気は、義のために自己を犠牲にした英雄たちの精神を象徴しています。忠烈祠は周囲に1万余坪の芝生が広がり、さらに峰を連ねた山々に囲まれています。中華民国成立に犠牲となった革命烈士、抗日戦争及び国共戦争で亡くなった33万人の兵士がここに祭られています。大殿内の四方には烈士の位牌が置かれています。毎年春と秋に、国家元首が政府高官を率いて訪れて、また、台湾を訪れる友好国の元首や政府要人たちもここで花束を捧げます。10月、中華民国の建国を記念する双十節前後には海外から帰国した華僑たちが団体でこの地を訪れます。ここでちょっと、忠烈祠正門前の衛兵にご注目を!厳粛な顔で微動ともしません。1時間毎に行われる衛兵の交代式も一見の価値があります。

龍山寺
1738年に建てられた龍山寺は台北市では一番古いお寺で、第二級古跡に指定されています。台湾人の信仰生活と文化をここで見る事ができます。龍山寺の正門は祭典の行われる時にしか開かれないので、ふだんは左側の門から入り、右側の門から出るようになっています。本殿ではご本尊の観音菩薩の他に普賢菩薩、文殊菩薩。後殿では華陀、文昌帝君、閻魔王、海の女神(天上聖母)、子授けの女神(註生娘娘)、商売繁盛の神様(関聖帝君)などが祭られています。つまり神仏混合のお寺です。
 
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