中正公園
基隆の中正公園は基隆港東側の山丘にあり、山上に建てられた施設と植えられた植物など、基隆市民の日常のほのぼのとしたレジャースポットであります。中正公園の正門は信二路にあり、その門をくぐって山上に達します。公園内ビルは三階。一階は運動施設広間があり、休日は多くの人が訪れます。二階は宗教行事の空間、毎年中元節などの式典が開かれる。多くの人出で賑わいます。公園の最高点には、白色の大観音像が祀られています。高さ22.5メートルで、内部は五階です。この上にのぼれば、基隆全景が俯瞰できるという基隆のシンボルです。観音像の両側には、巨大な金色のライオンが守り、周辺には18の羅漢像の彫刻があります。そのひとつひとつの表情は異なり、動作も変わり、人の目を楽しませてくれます。
野柳
野柳は大屯山系の分脈が海中に約1700メートル伸びてできた岬で、金山から眺めると巨大なカメのように見えるため「野柳亀」とも呼ばれている。海岸の地層には石灰質の砂岩が含まれ、海食風化と地殻変動により、海食崖や変成岩、岩穴など延々と続く独特の景観を生み出した。観光スポットは第1エリアの「女王頭」、「仙女鞋」、「燭台石」、第2エリアの「豆腐石」、「龍頭石」、第3エリアの海食崖、「海狗石」などと大きく3つのエリアに分けられ、地質教育の課外授業にも利用されている。このほか、ここにはおぼれかけていた人を救助しようとして犠牲になった林添木貞氏を弔う記念碑が建てられ、碑文には当時の様子が写実に記されている。野柳には全国初の海洋生態博物館、シーワールドも設置されている。国内最大規模の海底トンネルがあるほか、めずらしい魚や海洋生物が200種類近く展示されている。海洋生物の標本展示場には希少価値の高い海洋哺乳類や魚類の標本も多いため、教育機能も備わっている。シーワールドではクジラやイルカ、オットセイなどの高飛びや水上バレエといったショーも楽しめ、週末になるとたくさんの観光客がこぞってやってくる。野柳に足を運んだ際には、ぜひシーワールドに立ち寄り、神秘あふれる海の世界を探索してください。
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